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― 現代詩フォーラム選集 ―

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大輔
出口から朝刊が突き出ていて
ひきぬこうとすると ひっかかって
一面がびりびりになってしまった
松阪大輔の首がちぎれて
胴体だけで ガッツポーズしてる
顔がみたくて
手をさしこむけれど
無理にひくと
二の舞いになるので
ドアをあけ
入り口に立ち
口をあげ
ベロみたいに垂れる切れはしを
そっと
ぬき 皺をのばし 左右が
裂けてしまっているので
あわせると 以外にも
大輔は苦々しい顔をしている
どうした?
大輔?
出口をしめ そうだ見出しだ!
と胴体をひろげると
「惜敗!松阪 ランディーに・・・」
が飛び込んできて
そうか やっぱり 胴体
だけで
判断してはいけないのだな
と 今更ながらに
首の重要性 を知る事となった
胴体をめくり返すと
あいかわらずの無精ヒゲが
打ちまくり
51のナルシズム
が シンシナティーから
つたえられている






              作/角木優子 さん
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こいびと
私の手を引いて
どこまでも私を連れ去ろうとする
まるでその長い髪は
風を受けて
海を渡るかのように
肌からはいつも異国の潮の香りがして
午後には防波堤に接した
カフェでランチを
そして
男たちがうらやましがる
貴方の乳房を私はじっと見つめる

ジェーンバーキンの様な瞳の奥から
私をくしゃくしゃにつかんで
どこまでもとおく放り投げる

私はとても
貴方の唇が好きだ
まるで時よとまれ、と言いたくなるように
いつもしっかりと結ばれた唇には
私以外が誰も知らない秘密が隠されている
私がその秘密に触れる時
女友達はゆっくりとくだって
私と一緒に海になる

あなたはとてもうつくしいので
わたしのしらないことをおおくしっている
だけれどもあなたはとてもさびしがりやなので
いつも午後に私を誘いにやってくる
そのジェーンバーキンの様な瞳の奥で
あなたはいつも何を見ているのかしら?

女友達が今日もやってくる
そして貴方は私にその唇で
小さな秘密を一つ一つ語ってくれる

あなたはわたしのこいびとだ







            作/荒川陽子 さん
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おんがくのつもりで
おんがくのつもりでなつの夜に
しろい文たちをまきちらしました

そして、という次を言う前に
すっかりひと昔前の鼓動がもどって
なにもしらない少女のようです

わたしはにこにこと
散らした花びらを
そらに舞わせ
手をあげてよろこんでいたのです






           作/秋山加奈 さん
フォーラム選集 | 薦/PULL.さん | comments(0) | -
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