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― 現代詩フォーラム選集 ―

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つくつくぼうし
夏は
山がすこし高くなる
祖父は麦藁帽子をとって頭をかいた


わしには何もないきに
あん山ば
おまえにやっとよ


そんな話を彼女にしたら
彼女の耳の中には海があると言った


その夏
ぼく達はいっぱい泳いだけれど
それは果汁のような海だった
夜は砂の上に寝て
耳と耳をくっつけて遠い海鳴りを聞いた


いま山の上には祖父の墓がある
あれから
夏が来るたびに
ぼくは片足でけんけんをして
耳の水をそっと出す








      作/yo-yoさん
フォーラム選集 | 薦/前田ふむふむさん | comments(0) | -
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